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『シマエナガ島への帰還』ってどんなゲーム?鬼虫兵庫氏の個人開発ADVを徹底解説(?)鬼虫兵庫氏の個人開発ADV『シロナガス島への帰還』

個人開発ADV『シロナガス島への帰還』のヒット戦略を徹底解剖! 鬼虫兵庫氏が語るマーケティング術から、上質な物語、個性的なキャラクター、そしてミステリー要素が光るゲーム内容まで、その魅力を凝縮。Switch版の移植における課題も浮き彫りにしつつ、作品の奥深さを伝えます。ミステリー好きも、ADV初心者も楽しめる、極上のエンターテインメント!

『シロナガス島への帰還』の制作背景

鬼虫兵庫氏の創作の原点は?

漫画、ゲーム、恋愛ゲーム

『シロナガス島への帰還』の制作背景についてご紹介します。

シロナガス島への帰還オンリーショップがゲーマーズ本店で月開催
シロナガス島への帰還オンリーショップがゲーマーズ本店で月開催

✅ 「シロナガス島への帰還」のオンリーショップが、2022年11月17日(木)~11月27日(日)の11日間、AKIHABARAゲーマーズ本店7Fで開催されます。

✅ オンリーショップでは、Nintendo Switch版「シロナガス島への帰還」の販売に加え、新グッズ9商品が発売されます。

✅ また、購入特典としてキャラクターコメント付きポストカードや、マーダーミステリーゲーム「シロナガス島への帰還 異聞 ~豪華列車シロナガスエクスプレス~」の出演者サイン入りB2ポスターが当たるキャンペーンも実施されます。

さらに読む ⇒アニメニュースや声優の旬な情報を毎日更新アニメイトタイムズ出典/画像元: https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1666238684

鬼虫兵庫氏の創作への情熱と、様々な作品からの影響が、シロナガス島への帰還という個性的な作品を生み出したことがわかりますね。

『シロナガス島への帰還』は、鬼虫兵庫氏による完全個人制作のビジュアルノベルADVで、2020年3月にSteamでリリースされました。

鬼虫氏は、幼少期から創作が好きだったが、小説は苦手だったという。

しかし、高校時代に長編小説を執筆したり、電撃小説大賞受賞作『ブギーポップは笑わない』を友人におすすめしたりするなど、物語作りへの情熱を持っていたそうです。

影響を受けたゲームとしては、小島秀夫監督の『スナッチャー』と『ポリスノーツ』を挙げ、ハードボイルドなSFADVである両作品の要素がシロナガス島に色濃く反映されていることを明かしました

また、恋愛ゲームも創作に影響を与えており、個性的なキャラクターを生み出すヒントを得たと語っています。

鬼虫氏は、自身の創作活動の原点を、漫画、ゲーム、恋愛ゲームなど多岐にわたるメディアに求めていることがわかります。

彼の創作への情熱と、様々な作品からの影響が、シロナガス島への帰還という個性的な作品を生み出したと言えるでしょう。

鬼虫兵庫さん、すごい!色々なものから影響を受けて、自分の作品を作っているんですね!

『シロナガス島への帰還』の世界観とゲームシステム

呪われた島からの脱出、探偵は謎を解けるか?

殺人事件、隠された真実

『シロナガス島への帰還』の世界観とゲームシステムについて解説します。

探偵と天才少女は絶海の孤島へ『シロナガス島への帰還』紹介

公開日:2020/09/27

探偵と天才少女は絶海の孤島へ『シロナガス島への帰還』紹介

✅ 「シロナガス島への帰還」は、探偵と天才少女が謎の島で巻き起こる殺人事件に立ち向かうミステリーアドベンチャーゲームです。シナリオ、キャラクター、イラスト全てにおいてクオリティが高く、市販のノベルゲームに劣らない出来となっています。

✅ 特に、絶海の孤島という舞台設定や、謎めいた島と人物が織りなす緊張感あるストーリーが魅力です。キャラクター同士の掛け合いは軽妙で、ラノベのような雰囲気を楽しむことができます。

✅ 選択肢によってはゲームオーバーになるため、こまめなセーブが重要です。また、本編クリア後にプレイできるエクストラシナリオは、Hな内容となっており、同人ゲームならではの魅力が詰まっています。バッドエンドも秀逸で、絶望感を味わえるのも魅力です。

さらに読む ⇒おすシローの日記出典/画像元: https://sushirou-utk.hatenablog.com/entry/2020/09/27/115406

ミステリー要素が強く、犯人当てや謎解きを楽しめる上、サスペンスやホラー要素も盛り込まれ、プレイヤーを飽きさせない工夫。

『シロナガス島への帰還』は、TABINOMICHIから発売された同人ソフトです。

探偵の池田戦は、特殊能力を持つ少女・出雲崎ねね子と共に、大富豪が残した招待状によってシロナガス島へと向かいます。

そこで彼らは奇怪な殺人事件に巻き込まれていきます。

プレイヤーは、池田とねね子を操作し、島に隠された真実を解き明かし、呪われた島からの脱出を目指します

ゲームシステムは、選択肢を選ぶアドベンチャーゲームをベースに、捜査、爆弾解体、時間制限付きの選択肢など、様々な要素が盛り込まれています。

ミステリー要素が強く、犯人当てや謎解きを楽しめますが、終盤にはサスペンスやホラー要素も含まれており、純粋なミステリーゲームと思ってプレイすると驚くかもしれません。

キャラクターは、口髭を生やした探偵の池田戦、超絶コミュ障の少女・出雲崎ねね子、依頼者のエイダ・ヒギンズ、スコットランド人の令嬢アキラ・エッジワース、従者のジゼル・リード、内科医のリール・ベクスター、少女のアウロラ・ラヴィーリャ、マフィア風のジェイコブ・ラトランド、太った男性のトマス・ハリントンなど、個性的で魅力的なキャラクターが登場します。

彼らの関係性や過去が明らかになるにつれて、物語はさらに深みを増していきます。

シロナガス島で起こる殺人事件の謎を解き明かし、犯人を探し出し、隠された真実を暴きましょう。

選択肢でゲームオーバーになるって、ドキドキしますね! 登場人物も魅力的で、これはプレイするのが楽しみです!

『シロナガス島への帰還』のゲームプレイレビュー

シロナガス島への帰還 Switch版、原作者も認めるほどの出来?

不具合やミスあり

『シロナガス島への帰還』のゲームプレイレビューについて紹介します。

島根のゲームクリエイター!鬼虫兵庫先生の代表作「シロナガス島への帰還」レビュー

公開日:2023/02/19

島根のゲームクリエイター!鬼虫兵庫先生の代表作「シロナガス島への帰還」レビュー

✅ 島根県出身のゲームクリエイター「鬼虫 兵庫」氏が制作したPCゲーム「シロナガス島への帰還」は、クリック型ミステリーアドベンチャーゲームとして、海外でも高い評価を受け、7万本以上のセールスを記録しています。

✅ ゲームは鬼虫氏が一人で原画、彩色、シナリオまで担当しており、海外向けにも多言語対応するなど、高いクオリティで制作され、steamでの配信に加えて、Nintendo Switchへの移植も決定しました。

✅ クラウドファンディングでは、目標額を大幅に上回る2600万円の支援を集め、声優によるフルボイス化や物理パッケージ制作、オリジナルサウンドトラック、ボイスドラマCD、いとうかなこ氏によるイメージソング制作などが実現しました。しかし、声優費用や返礼品製造費などで予想を上回るコストが発生し、苦労が続いているとのことです。

さらに読む ⇒やりすぎくらいがちょうど良い出典/画像元: https://ksnsenpai.hatenablog.com/entry/2023/02/19/140317

Switch版の移植における課題はありますが、ゲーム自体の魅力は揺るがないと筆者は語っています。

ぜひプレイしたいですね。

『シロナガス島への帰還』は、絶海の孤島を舞台にしたミステリーアドベンチャーゲーム。

私立探偵の池田戦とコミュ障天才少女の出雲崎ねね子が、殺人事件の謎を解き明かしていく。

個性的なキャラクターと引き込まれるストーリー、そして伏線の回収が秀逸で、あっという間に時間が過ぎた。

シリアスなストーリーと池田のコミカルな性格が絶妙なバランスを生み出し、エンターテインメント性の高い作品となっている。

ホラー要素もあるが、ガチホラーではなく、ホラーが苦手な人でも楽しめるレベル。

オーソドックスなシステムと時間制限のギミックが、ゲームへの没入感を高めている。

ミステリー好きはもちろん、普段小説を読まない人でも楽しめる作品だ。

『シロナガス島への帰還』Switch版は、PC版から始まったインディーゲームで、クラウドファンディングを経てボイス付きのSwitch版がリリースされた。

移植版のリリースは喜ばしいことだが、原作者である鬼虫兵庫氏が、Switch版の出来に対してTwitterで苦言を呈していたのが話題となっていた。

原作者によると、Switch版ではSEの当て間違いなどのバグやミスが目立っていたそうで、Switch版のテストプレイが十分になされていないのではないかと指摘していた。

room6は、Switch版のリリース直前に公式ページを公開し、不具合やミスを把握済みであることを明かし、原作者と連携して修正対応をおこなっているとコメントしている。

筆者は、Switch版のバージョン「1.0.1」(Day1パッチ適用)の序章までをプレイし、初見のプレイヤーの視点から感想を述べている

初見の筆者では原作者が指摘したようなミスや不具合は確認できなかったが、Switch版はバックログからボイスが再生できない、背景絵の上下をカットして169化をしているなど、ADVゲームとしての基本的な作りや移植が良くできているとは言えない出来になっていた。

しかし、物語に没入できないというほどではなく、现バージョンのボイス付きSwitch版をやる価値は十分にあると感じられた。

筆者は、Switch版の序章をプレイした時点で、いくつか気になるポイントを発見した。

ボイス再生のオンオフやボイス音量の設定はあるが、キャラごとのボイスのオンオフや音量調整はない。

オープニングの主人公が起きるシーンで文章に書かれていない部分のボイスも声優が喋っているが、音声の途切れ方が演出にしてもおかしい。

バックログからボイス再生ができず、場面を戻すジャンプ機能もない。

探索パートではデフォルトのカーソルの動きが遅すぎる。

オートモードがあるが、オートになったかどうかは画面に表示されない。

オートにしたときのSEや画面エフェクトは一切ないし、オートモードの速度調整もないようだ。

画面比率が169に対応したが、背景の絵は上下がカットされている。

キーコンフィグができない。

メニュー画面ではSEがまったくなく、画面エフェクトも地味で手触りが悪い。

バックログ画面の文章に書いていない部分のボイスも途切れ途切れに聞こえる演出になっているが、この部分は演出にしてもおかしい音声の途切れ方だと感じた。

制作者やPC版のプレイヤーであれば演出面での不備やバグなども発見できるのかもしれないが、今回が初見の筆者ではSwitch版でとくにそういった問題は確認できなかった。

しかしながら、本作はADVゲーム、というかノベルゲームとして、ガワの作りがよくない。

Switch版、ちょっと残念なところもあるみたいだけど、ゲーム自体は面白そう! 早くプレイしてみたい!

『シロナガス島への帰還』は、個人開発ながらも、多くの人を魅了する素晴らしい作品。

ぜひプレイしてみてください。

🚩 結論!

💡 個人開発ADV『シロナガス島への帰還』は、徹底したマーケティング戦略で成功を収めた。

💡 2019年のベスト短編ゲームとしても評価され、上質な物語と演出が魅力。

💡 鬼虫兵庫氏の創作への情熱が詰まった、世界観・ゲームシステムが魅力の作品。