週刊少年ジャンプの現状と打ち切り漫画の未来予想図？『ジャンプ』打ち切り作品から学ぶ、人気作への道
『週刊少年ジャンプ』の激動期！人気作の終焉と部数減に直面しながらも、新世代作品の台頭で活路を見出す。打ち切り作品から見える失敗パターンとは？『アクタージュ』の衝撃的な打ち切り、そして惜しくも消えた名作たち。なぜジャンプは同じ過ちを繰り返すのか？ 打ち切り漫画から学ぶ、漫画制作の教訓とは？
週刊少年ジャンプにおける打ち切り作品の軌跡
ジャンプで打ち切りになった話題作は？
アクタージュact-age
週刊少年ジャンプの打ち切り作品の軌跡を振り返ります。
公開日:2020/03/24
✅ 「サムライ8 八丸伝」は、NARUTO作者によるSF侍活劇漫画で、2019年より連載開始、2020年に全43話で終了しました。
✅ 物語は、侍を夢見る貧弱体質の少年・八丸が、猫の侍との出会いによって運命が大きく変わる展開を描いています。
✅ しかし、作品は設定のわかりにくさ、キャラクターの魅力不足、戦闘シーンの迫力不足など、多くの批判を受け、連載終了に至りました。特に宣伝とのギャップが大きく、ジャンプ作品の中でも屈指の失敗作と評されています。
さらに読む ⇒ジャンプ巻末コメント倉庫出典/画像元: https://jcomment-lib.hatenablog.com/entry/wj-samurai8サムライ8は、ちょっと惜しかったですね。
作者の方の新しい作品に期待したいです。
2018年から2020年までに週刊少年ジャンプで打ち切りになった漫画作品を紹介します。
2020年に打ち切りになった作品では、特に人気絶頂だった『アクタージュact-age』の打ち切りが話題になりました。
原作担当の逮捕により、連載は打ち切りとなり、多くのファンが落胆しました。
しかし、全12巻が発売されており、作画も内容も素晴らしいので、ぜひ読んでみてください。
その他、2020年に打ち切りになった作品には、『ミタマセキュ霊ティ』『魔女の守人』『ZIPMAN!!』『サムライ8八丸伝』『トーキョー忍スクワッド』『ビーストチルドレン』などがあります。
これらの作品は、それぞれ個性的な世界観と魅力的なキャラクターを持ち、打ち切りが惜しまれる作品ばかりです。
2019年には、『ZIPMAN!!』、『サムライ8八丸伝』、『トーキョー忍スクワッド』、『ビーストチルドレン』が打ち切りになりました。
これらの作品は、それぞれジャンルも異なり、新たな試みと言える作品でした。
2018年には、『Dr.STONE』が打ち切りになりました。
しかし、その後、ジャンプ+で連載が再開され、現在も人気を博しています。
これらの打ち切り作品は、どれも魅力的な作品であり、打ち切りが惜しまれる作品ばかりです。
機会があればぜひ読んでみてください。
打ち切りになった作品にも、色々な事情があるんですね。色々な作品を読んで、自分のお気に入りを見つけるのも楽しそうですね！
打ち切り漫画に見られる共通点
打ち切り漫画に共通する失敗展開は？
キャラ崩壊、長編導入、本題遅延
打ち切り漫画に見られる共通点について解説します。
公開日:2021/09/08
✅ タイムパラドクス ゴーストライターは、未来から送られてきたジャンプによって主人公の佐々木が「ホワイトナイト」という作品を盗作し、連載する物語です。佐々木は盗作の罪悪感に苦しみながらも、作品を完成させようとする一方、本来の作者であるアイノイツキは才能を奪われ悲惨な状況に置かれます。
✅ 佐々木の盗作という倫理的に問題のある行動と、アイノイツキの悲劇的な境遇が読者から大きな反発を受け、作品は批判にさらされました。特に、佐々木の盗作を正当化するふわふわした理由や、アイノイツキの尊厳を踏みにじる描写が酷評されています。
✅ しかし、未来から送られてきたジャンプや佐々木の行動の謎、アイノイツキの運命など、魅力的な謎も提示されており、読者を引き込む要素も持ち合わせています。今後の展開で、佐々木の行動の真意や、アイノイツキの救済などが明らかになれば、作品に対する評価が変わる可能性もあります。
さらに読む ⇒津尾尋華のジャンプ打ち切り漫画紹介出典/画像元: https://utikirimanga.hatenadiary.com/entry/2021/09/08/202210盗作や、序盤のキャラクター像、ストーリー展開など、色々な要素が打ち切りに影響するんですね…。
打ち切り漫画で良くある失敗展開として、以下の3点が挙げられます。
① 主人公やヒロインの言動が読者から嫌悪感を抱かれる展開。
アンチヒーローやダークヒーローでない限り、序盤のキャラクター像が重要であり、好感度が下がってしまった場合、連載が終了するまでに回復させるのが難しい。
具体例として、「タイムパラドックスゴーストライター」の盗作、「ゴーレムハーツ」の主人公の傲慢な言動、「闇神コウ」のヒロインの守銭奴っぷりなどが挙げられます。
② 2～3話から長いエピソードが始まる展開。
序盤で長いエピソードを導入すると、魅力的なキャラクターでなければ、不人気展開を延々と続けることになりかねません。
序盤は短いエピソードを重ね、キャラクターを掘り下げていくことが重要です。
具体例として、「サンタ」「サソリ」などが挙げられます。
③ 本題に入るのが遅い展開。
大目的までたどり着かないうちに、物語が長引いてしまう展開です。
部活ものやスポーツ漫画などで、目標達成までに時間がかかるパターンが見られます。
具体例として「オーバータイム」「キックスメガミックス」「スモーキーB.B.」などが挙げられます。
これらの展開は、魅力的なキャラクターやストーリーでなければ、読者の関心を惹きつけにくく、打ち切りにつながる可能性が高いと言えるでしょう。
いやー、的確な分析ですね！なるほど、なるほど。これは、今後の自分の漫画選びの参考になります！
本日は、週刊少年ジャンプの現状、打ち切りの実態、そしてそこから見える人気作の秘訣について解説しました。
読者の皆様の参考になれば幸いです。
💡 週刊少年ジャンプは、人気作の終了と新世代作品への移行期にあり、編集部は様々な施策で打開を図っている。
💡 打ち切り漫画には共通の失敗パターンがあり、キャラクター像やストーリー展開が重要となる。
💡 読者のニーズを理解し、魅力的な作品を作ることで、打ち切りを回避し、人気作を生み出すことができる。
